子ども写真教室 活動報告
2019年11月17日
報告者 石神裕大、笠井菜那、白倉基成(人文学部1年生)
子どもたちに大人気のイベント、「子ども写真教室」を開催しました。
講師は亀村俊二先生(京都精華大学デザイン学部)。朝10時から子どもと大学生でペアを作り、先生の説明を聞きました。「秋には何があるかな?みんなで秋を探しに行きましょう!」という先生の掛け声とともに出発。車数台に分乗して、宇津峡公園に向かいました。
宇津峡公園は紅葉がちょうど見ごろで、とても美しい景色があちらこちらに広がっていました。お天気も良く、青い空に赤や黄色の葉がよく映えて、子どもたちは小さい手に構えたカメラで何枚も思い思いの写真を撮っていました。中には、落ち葉や木の実をきれいに地面に並べて模様を作り、それをカメラにおさめる子もいました。
お弁当の後は、旧宇津小学校でこの日から開催の「小学校展示」を見学に行きました。この展示も、宝さがし会のメンバーが何日もかけて企画から展示準備まで行ったものです。内容は、旧宇津小学校に残っている資料を、「宇津写真館」「宇津美術館」「宇津小学校」の3つのコンセプトのもとに3つの教室で展示する、というものです。
子どもたちにはワークシートを渡して、全部の展示を見なければ解けないようなクイズを7問用意しました。低学年の子どもたちも、そのクイズの答えを見つけようと、一所懸命に展示を見ていました。全問正解した順に、記念品の文房具を渡しました。
一方、高学年の子どもたちは、自分の親の入学年度を計算して、入学式の写真をじっくり探して、自分や兄弟にそっくりな父親(の子ども時代の写真)や、今の母親よりも若いおばあちゃんを発見し、盛り上がったりしていました。
そのあと、2時半から恒例の亀村先生による写真の講評会を行いました。子どもたちは5枚ずつのお気に入り写真を選び、それを亀村先生が丁寧に1枚ずつ講評してくれます。子どもたちはどんな思いでその写真を撮ったのかを一人一人きちんと説明できるので、聞きにきてくれたお母さんたちもびっくり。「赤のもみじに緑が混じっているのがきれいだね」「この葉っぱが大きくて、虫食いの穴まではっきり見えて、すごく迫力のある写真だね」「ピントがぼけているのがとてもおもしろいね」と、選んだ写真は全てほめてもらい、子どもたちは本当に嬉しそうでした。
この写真は、後日、宝さがし会のメンバーによって写真集に編集される予定です。お楽しみに。