子ども絵画教室【12月3日】
子ども絵画教室には、21名の子ども達と2名の保護者さんの参加がありました。講師には京都精華大学非常勤講師の田中真吾先生が来てくださいました。自然に落ちている落ち葉や木の枝などを使い、大きなキャンパスにみんなで風景を描くという内容です。
まず午前中は、子ども2~3名と大学生1名でいくつかのグループをつくり、川や小学校へ、石や落ち葉、木の枝などを拾いに行きました。子ども達が何を拾ってくるかと思いきや、流れてきたゴムの破片や小学校の運動場に落ちていた片手だけの手袋、大きな枝なども拾ってきます。子ども達の頭の中ではそのような素材からも絵が描けるという発想だったようですが、どんな絵が完成するのか、私たち学生には全く想像出来ませんでした。
11時頃にふれあい会館へ戻り、拾ってきたものを大きなキャンパスに配置して、みんなで大きな1枚の絵を描くことになりました。12時にこども達はお昼ご飯を食べ、その間に大学生達はそれらの素材をキャンパスにのり付けするはずでしたが、こども達が配置した素材があまりに大量で、作業が終わりません。そこで、お昼ご飯を食べ終わった子ども達にも手伝ってもらいました。子ども達のクリエイティビティに、私たちが驚かされました。
午後からは色付けをしました。青、赤、黄色、緑、白の五色から、あまり色を混ぜずに使うという田中先生からの指示に従ったことによって、統一感のある綺麗な絵が完成しました。
最後に、秋の子ども宇津の音探しワークショップ(宇津の声を聞いて音)で録音した音でつくった音楽をバックグラウンドミュージックとして流しながら、みんなでキャンパスの周りをぐるぐる歩き、鑑賞会をしました。音楽はポピュラーカルチャー学部4回生のりくとさんが編集してくれました。自然の音以外にもこども達の声も入っていて可愛らしい音楽でした。
田中先生は「思っていた以上にいい作品ができた」と驚き、満足していました。
芸術系の学部に通っている私から見ても、今回作られた作品は驚くことばかりでした。年齢を重ねるにつれて現実を考えてしまう私にとっては、子ども達の想像力の豊かさは羨ましくもあり尊敬します。
尊敬するといえば、今回は4回生の先輩おしぼりさんがいる最後の合宿でした。ワークショップの終了後、子ども達はおしぼりさんの周りに集まり、写真付きのお手紙を渡して、「これまでありがとうございました」とみんなで声をそろえて挨拶をしていました。その後、大きな拍手がわき起こり、おしぼりさんは盛大に見送られました。今までありがとうございました!