京北宇津宝さがし会 2019年 子どもフェスタ報告書
2019年8月3日(土)4日(日)実施
川端真由(人文学部4年生)
篠原七彩(人文学部1年生)
吉田茉莉(人文学部1年生)
今回の子どもフェスタは2日間でさまざまなイベントを企画し、実施しました。1日目は子ども28名、保護者7名、学生20名(うち2名卒業生)が参加しました。
8月3日(土)・子どもフェスタ1日目
・鮎つかみ
午前9時半に集合した子どもたちと一緒に、宇津ふれあい会館から歩いてすぐの川で鮎つかみをしました。5人ずつのグループに分かれ、順番に川に作った小さな生け簀で鮎つかみをしました。最初は鮎を触った感触がぬめぬめで取りにくそうな子ども達でしたが、徐々に両手でしっかり掴めるようになり、鮎つかみを楽しんでいました。
地域の人が120匹ほどの鮎を持ってきてくださり、捕まえた鮎は自治会の方々が炭火で塩焼きにしてくださりみんなでその鮎をお昼においしくいただきました。
・川遊び
鮎つかみを体験し終わった子ども達や待っている子ども達は生け簀の中に入っている魚を網で捕まえる子や、ライフジャケットを着用し、気持ち良さそうに川に流される子、いかだに乗って川下りをする子など、思い思いに川遊びを楽しんでいました。子どもたちは、学生と終始わいわい楽しんでいる様子で、川という大自然を堪能しました。
・おがわさとし先生プレゼンツ「宇津にあるものでキャラクターを作成しよう」
昼食の後は、京都精華大学マンガ学部ストリートマンガコースのおがわさとし先生をお招きし、宇津ふれあい会館の二階で子ども達とキャラクター作りをしました。アイスブレイクとして頭・胴体・足を3人で分割して1つのキャラクターを作りました。それぞれがどのようなパーツを書いたのかを分からないまま描き進めていったので、思いもよらないキャラクターが完成して面白かったです。
ワークショップのお題は「宇津にあるものでキャラクター作ろう!」。プロ仕様の紙でデザインしました。動物や野菜などをモチーフにし個性溢れるキャラクターがたくさん生まれました。どれもとても力作でした。最後にはおがわさとし先生から作品の講評をいただきました。
・大学生×子どもサミット
夕方4時からは、毎年開催している親子にっこり製作所さんとの共同イベントについて、子どもを中心に意見を出し合いました。話し合いは大変でしたが、こどもたちの意見をたくさん聞けてよかったです。
最終的には「お祭り&お化け屋敷」になり、秋の実施にむけて準備をしていく予定です。
・スイカ割り
大学生×子どもサミットの後に地域の方に頂いたスイカを使ってスイカ割りを行いました。目隠しをして、まわりの友達が指揮を取り、小さい子でもスイカを割る事ができました。割ったスイカをみんなで食べたりして、とても夏らしく楽しそうでした。
・盆踊りの練習
地域の方も一緒になり、お囃子の歌に合わせて盆踊りの練習をしました。自治会の方が太鼓で音頭を取ってくださり、また子どもたちは、小学校などで練習している踊りやお囃子も慣れた様子でこなしていました。この盆踊りは本年度の夏祭りで子ども達がステージに上がって披露する予定です。子ども達がお囃子を歌っている際には子ども達の保護者の方々と地域の方々に加え、学生も加わって盆踊りを踊りました。
・花火
夏を満喫するため、まずは子ども達に1人5本ずつ花火を選んでもらい、火に気を付けながら大学生と手持ち花火を楽しみました。色とりどりの花火の光を見つめながら夏の醍醐味を堪能しました。最後は、打ち上げ花火をみんなで見て解散になりました。一日の良い締めくくりとなりました。
8月4日(日)・子どもフェスタ2日目
子ども21名、保護者3名、学生18名が参加しました。
・プール遊び
朝10時に宇津ふれあい会館に子ども達と学生が集まり、着替えを済ませてからふれあい会館に隣接されているプールで遊びました。天気も良く、また気温も上がり、水分補給をこまめに取りながらビーチボールや鬼ごっこなどをして楽しみました。
・葉山勉先生プレゼンツ「工作してみよう」
午後からは、京都精華大学デザイン学部建築学科の葉山勉先生が考案してくださったワークショップを行いました。材料や作り方など必要なものは全て葉山先生に事前に準備して頂きました。ワークショップ当日は葉山先生が予定おありだという事で、大学で学生にワークショップを伝授して頂きました。まず、子ども達にパワーポイントを使って葉山先生が作ってくださったサンプルをスライドで見せながら作り方を説明し、子ども達5人が1グループになったところに学生が1〜2人加わり、学生と一緒に自分の作りたい形を製作してもらいました。子どもフェスタ最終日で最後のイベントなので、子ども達の保護者の方々に子ども達の作品をライトアップしてお披露目しました。
これで今回の子どもフェスタは無事終了。子どもたちは体を動かして遊ぶだけではなく、友達や大学生と考え・話す事で、より可能性を探求しながら楽しんでいる様子でした。保護者の方や自治会の方からは感謝の言葉を頂きました。私たち学生自身、学生が毎年入れ替わりつつも地域の方々や子ども達と一緒に活動できる事が何より嬉しく、大学だけでは学べない事がたくさんあります。また、毎年活動に参加している学生だけでなく、新しい大学1年生も快く地域の方々に受け入れて頂き、参加者全員がとても充実した時間を過ごせました。