2023.8.5
参加者:
めか、かほ、ハル、ジョン、なえ、ヒヨ、ヨッシー、
ずん、ほなみん、すずな、田村 (京都精華大学)
河原、奥村、かなっぺ、はると、けいちゃん、うしくん (京都外国語大学)
ジョージ、ヨシ、カイ (立命館大学)
●子どもフェスタとは 報告者:田村
2014年度に始めた、学生たちと子どもたちが思い切り遊ぶイベントです。京北には高校生、大学生ぐらいの年代の人があまりいません。大学がないため、みんな地域外に出てしまうからです。子育て世代のお母さんたちからの「大学生が来て一緒に遊んでくれるだけでもとてもありがたい」という声を聞き、朝から夜まで1日遊べるイベントを企画しています。毎年、内容を見直して、子どもたちが楽しめる工夫をしています。
今年度は「宇津の関係人口を増やす」という宝さがし会の活動目的のもと、立命館大学と京都外国語大学の学生さんたちも参加してくれました。
子どもたちには、朝9時半の受け付け開始、10時からイベント開始とお知らせしていましたが、待ちきれなかったのか、最も早い子どもは朝の8時半に集合場所に来てしまいました。それからもどんどん子どもが集まり、集合時間である9時半までには大半の子どもが集まっていました。どんなに心待ちにされていたのかがわかって、嬉しいと同時に責任も感じました。
●開会式、自己紹介
10時からは開会式と、大学生スタッフの自己紹介を行いました。
●川遊び・鮎つかみ・河原遊び
10時10分からは旧宇津保育所の園庭での準備体操を経て、ようやく川へ移動です。大学生スタッフは、川遊び(川を流れたり発泡スチロールのボートに乗ったり)、鮎つかみ(上桂川漁協からおとり鮎を仕入れて川に作ったいけすに放流し手づかみする)、河原遊び(川の浅いところで水鉄砲やビーチボールで遊ぶ)の3つのチームに分かれました。子どもたちは未就学児チーム、小学校1~2年生チーム、小学校3~6年生チームに分かれ、30分ごとに遊びを入れ替えて、午前中いっぱいを使って遊びました。
川に入る人は大学生も子どもたちも全員、ライフジャケットを身に着けることをルールにして、安全に気を付けて運営しました
年齢が上の子は、大学生と一緒に川の中でプロレスごっこをするなどの大胆な遊びをし、小さい子たちは巨大ボートを大学生がそーっと動かすなど、年齢に応じた遊び方を工夫している大学生の姿がありました。
●川遊び活動報告 報告者:よっしー
川遊びはふれあい会館前の上桂川で行いました。少し深いとこで泳いだり、魚を見つけたり、巨大発泡スチロールに子どもたちを乗せて大学生が押す人力ボート等、子どもと沢山遊びました!楽しんでくれようで良かったです!
●鮎つかみ 報告者:ハル
地域の方が川の浅瀬に石で囲った生簀を作ってくださりそこに鮎を放ち鮎つかみをしました。鮎の準備している最中から待ちきれず早くやりたいと言う子がいて楽しみにしてくれて嬉しかったです。鮎つかみを始めると勢いよく鮎を掴みにいく子もいる中恐る恐るいく子もいましたが、慣れるにつれ鮎をつかまえられるようになり、終了の号令をかけても川から上がって来ようとしないくらい熱中していました。保護者の方からも生きた魚を間近に見て触る機会はなかなかないので子どもが喜んで興奮の醒めない様子を話してくださり、生きた魚のぬるっとした感触やすばしっこい動きに興奮した様子を私も見ることができました。
京都外国語大学の学生の女の子2人が子どもたちと一緒になって鮎つかみをして盛り上げてくれました。すごく体力を消費したけど楽しかったと言ってくれたので学生さんにも楽しんでもらえてよかったです。
●河原遊び 報告者:めか
河原遊び班では、川の浅い場所で水鉄砲やビーチボールなどを使って遊んでいました。幼稚園組や低学年組の子どもたちはビーチボールを投げ合ったり、水鉄砲で撃ち合ったりおもちゃを取り替えながら友だちや大学生と一緒に楽しそうにしていました。高学年の子どもたちは、最初は河原遊びに乗り気ではありませんでしたが、途中からは水鉄砲の嵐で激しく水が飛び交っていました。子どもたちのはしゃぐ姿を見ることができて良かったです。
●昼食
みんなで手づかみした鮎は、地域の人たちと学生たちで串を打ち、炭火で塩焼きにしました。お昼ご飯は持参したお弁当と鮎の塩焼きです。みんなで一緒に食べる昼食は格別の味です。
子どもたちが鮎を喜んで食べてくれていたと地域の人たちに話すと、目を細めてにこにこしておられました。
●木工ワークショップ 報告者:めか
川遊びが終わったら木工です!
建築科の葉山先生から貰ったおもちゃを作るときに出た木の廃材を使って子どもたちと一緒に自由な造形を楽しみました。子どもたちが作った作品は一つ一つ全く違っていて、それぞれの個性が感じられました。
●英会話 報告者:田村
英会話セッションの担当をしてくれたのは、立命館大学国際関係学部の、ジョージ、カイ、ヨシュアの3人です。カイはアメリカ人、ヨシュアはドイツ人、ジョージは日本人です。
まずは「Head, shoulders, knees and toes」を歌って踊り、身体を使って英語の単語を身に付けました。その後、「ABCの歌」を歌いました。
動物の鳴き声の比較はとても盛り上がりました。ジョージが「ニワトリは日本では何と鳴きますか」と問いかけると、子どもたちは「コケコッコー!」と大きな声で答えます。「では英語では何と鳴くでしょうか?」「えー?何だろう?」。そこでカイが「カッカドゥードゥルドゥー」と発音してみせると、「全然違う!」と大騒ぎになりました。ドイツ語の鳴き方の表現はとてもリアルな音で「キッケレキー」です。他にも、カエルの鳴き声などを各国語で披露しました。
その後、今まで習ったことをもとに、「帽子はどこに被るでしょうか?」「Head!」のようにクイズ形式で遊びました。
外国人と触れ合えたのは子どもたちにとってとても大きな経験になったようで、家に帰ってからも「外国人の人と話した」と嬉しそうに家族に話していた子どももいたそうです。
また、今回参加してくれたカイとヨシュアは、日本の田舎に初めて来たということで、とても喜んでくれていました。また、地域の人たちにも声をかけてもらったようで、お互いにとてもよい経験になりました。
●手作りアイスワークショップ 報告者:めか
英会話が終わったら、手作りアイスです!
氷に塩をかけると溶ける速さが上がり、周りから熱を奪い温度を下げるという理科の実験要素を取り入れ、今回はアイスが作れるか子どもたちと一緒に挑戦してみました。結果は大成功で、上手く固まったバニラアイスとシャーベットアイスをみんなで分けながら食べていました。
●クイズ 報告者:かほ
今年も京都精華大学クイズサークルの方々と一緒に、オンラインでクイズ大会を行ないました。
クイズサークルのメンバーが作ったオリジナルの問題はどれも面白かったです!
中にはとても難しい問題もあり、子どもたちだけでなく、参加してくださった保護者の方や私たち大学生も一緒になってクイズを解くことができました。
ちょっとしたハプニングはありましたが、問題を解いている子どもたちの姿がとてもエネルギー溢れていて、私たちも元気をもらいました!
●脱出ゲーム 報告者:なえ
廃校になった小学校の校舎をお借りして、脱出ゲームを行いました!
ルールはこちら↓
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家庭科室や理科室など6つの部屋を守る6人の門番たち。
彼らが隠し持つある食材を、取って来てもらいます。
門番が出題するクイズの正解がその食材になっています。
教室内に隠された答え(食材のイラストが描かれたやつ)を見つけられたら脱出成功!食材ゲットです。
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スタートと同時に子供チームが各教室に飛び込んでいきました。
問題を持った門番たちが迎え入れます。
問題は例えば、
「ツナはなんの肉でしょう?」
答えはマグロですね。教室にあるブタや牛の選択肢と間違えないようにしましょう。
子どもたちは答えが分かると、引き出しを開けたり、棚の上をのぞいてみたりしながら隠された答えを手分けして探していました。
次々と問題を解いて食材をゲットしていく中、階段下の小さな部屋にいる門番を見つけるのに苦戦している様子でした。
しかもこの部屋の問題はかなりハイレベル…。大学生のお助け必須問題でした。
今回一番にゴールしたのは低学年チームの子たちでした。柔軟な発想が生かされたのかもしれないですね。
そして無事、みんなが全教室で食材をゲットすることができました!
集められた食材は、トマト、パプリカ、コーン、ツナ、ベーコン、エビ、ほうれん草、チーズ…
そう、今日の晩御飯の手作りピザの材料でした!
脱出の後、食材を手に意気揚々とピザづくりに向かっていきました。
問題作りなどかなり準備に苦労しましたが、子供たちと大学生たちが協力して脱出ゲームを満喫できた様子で本当によかったです!
●手作りピザ 報告者:ハル
夕食にはピザを作って食べました。ベーコン、シーフード、トマトなど8種類の具材を用意し、子どもたちが自分で好きなものを選んで作ったオリジナルのピザです。ピザはいっぷく家宇津の向かいにあるピザ窯で焼き上げました。地域の吉田さんが窯を準備してくださり、1枚1枚焼いていただきました。
子どもたちは作るところから楽しみ美味しく食べてくれたので、ピザ作りを発案した私からすると大成功で安心しました。
オーブンとは違って薪をくべて窯で調理する、地域の方と子どもたちが窯を囲むという非日常感を味わうことができて、私は夏の特別な思い出になりました。
子どもたちにも思い出に残る体験になってくれたら嬉しいです。
●宇津の里音頭練習会 報告者:めか
ピザの次は、宇津の里音頭練習会です!
地域の人が集まって、太鼓を中心に私たちも混ざりながら踊っていました。
私は桜まつりでの経験があったので感覚を取り戻しつつ、なんとか踊りについていけました。それでも振り付けが変わった瞬間崩れ落ちたのでまだまだ練習が必要です…。
今回初めて参加してくれた留学生の方はぎこちないながらも楽しそうに踊っていたのが、他大学を巻き込むという点で来てくれて良かったと思いました。
●花火 報告者:かほ
子どもフェスタ最後は、みんなで花火をしました。
一人一人好きな手持ち花火を選んで花火を楽しんでいる様子を見ることができて良かったです。
子どもたちから、「今日楽しかった!」という声を聞き、私たちも良い思い出になりました。
来年の子どもフェスタも、たくさんの子どもたちに参加してもらえるように頑張っていきたいです!